サーフィンの世界で、ここ数年ひそかにブームなのが「ミッドレングス」。
でも、いざ選ぼうとすると…

「ツインフィンがいいの?それともシングル?」って迷いますよね。
今日はその違いを、楽しく掘り下げていきましょう。
まずは基本:ミッドレングスとは?
ミッドレングスは、短いボードのようにクイックに動かしたいけど、ロングのようにスムーズに楽にクルーズしたい…そんなワガママを叶える“魔法のサーフボード”。
・シングルフィン・ミッドレングスの世界
特徴
1枚のフィンで伝統的でクラシカルなセットアップ。
センターフィンだけでコントロールするため、直進性・グライド感・ラインの美しさが際立ちます。
メリット
ピュアでスムーズなライディング。 波のフェイスをトレースするように、ゆったりと流れるターン。 スピードの質が気持ちいい。 抵抗が少なく、波の力をそのまま感じられる。 スタイル重視のサーファーにぴったり。 スムーズなトリム、ソウルフルなラインを描ける。
デメリット
クイックなターンや急な方向転換には不向き。 ポケットでのアグレッシブなサーフィンは難しい。 スイートスポットが狭く、乗り手の技量が問われる。
乗り味
「海と対話するサーフィン」。ボードを押し込むというより、波に合わせる感覚。
・ツインフィン・ミッドレングスの世界
特徴
左右に2枚のフィンを配置。水の抜けがよく、スピード感と軽快さが特徴。ツインならではの“ルース感”が、ミッドレングスの落ち着いたボリュームにいいスパイスを与えます。
メリット
とにかく速い! 抜けの良さとスピード感は、シングルより上。 ターンが軽い! 特にカットバックやカービングでの伸びが心地いい。 乗り手の自由度が高い。
デメリット
ルースすぎてコントロールが難しい場面も。 波が掘れてくると少し不安定。 ラインをキープするには慣れが必要。
乗り味
「自由とスピードの解放感」。風を切るようなグライド感があり、波のフェイスをスラロームするような楽しさ。
結局のところ、「どちらが正解か」ではなく「どんなライディングで波に乗りたいか」です。波に合わせて滑りたい日はシングル。 スピードに乗って波と遊びたい日はツイン。同じミッドレングスでも、フィンが違えば世界が変わる。その違いこそがサーフィン、サーフボードの楽しさと醍醐味です。



















